ベルトの接合方法について教えて下さい Part1
ベルトのシームレス化について、ベルト形成時にシームレス化できない場合、どのような接合が一般的か教えてください。
一般的な接合方法としましては、下記の2通りがあります。加工及び特性に関してのメリット/デメリットにつきましても下記表にまとめましたのでご参照ください。

名称スカイブジョイントフィンガージョイント
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特徴
1素材に応じて接着剤が必要溶融接合(接着剤不要)
中間層もしくはカバー層に
熱可塑性樹脂(TPU,PVC,TPOなど)を使用
2加工温度は常温もしくは120℃までで加工可能
高価な高温タイプのプレス機が不要
熱可塑性樹脂の溶融温度に応じた高温タイプの専用プレス機(120~200℃が必要)
3ジョイント部の厚みが相対的に厚く,硬くなるジョイント部の厚みはジョイント部以外の部分とほぼ同じ厚みに仕上がる
4大きなプーリ径が必要プーリ径を小さくできる
5屈曲疲労特性に劣る屈曲疲労特性に優れる
6寿命が限定される寿命が長い
7使用用途に応じて進行方向の検討が必要進行方向の検討は不要
8プーリとベルト間に搬送物などの異物が入っても早期に故障することは少ないプーリとベルト部に異物が入ると突合せ部分から口を開きやすい

その他接合方法として,ステップジョイント、ラップジョイント、バットジョイント、レーシングなど素材と目的によって上記2方法を応用した接合方法があります。

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