三ツ星ベルト 大型金型を内生化 ベルト製作機関大幅に短縮

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掲載情報:2014/05/25発行 第2056号3面


三ツ星ベルト(垣内一社長)は、設備投資を行うことで、各種サイズの伝動ベルトの大幅な納期短縮を図るとともに、新しい歯数による特殊サイズのベルトを製作する生産体制を新たに確立した。 同社のグループ会社で、金型および金属製品の製作を担当する三ツ星ベルト工機(竹中昌弘社長)において、周長約5000㍉の金型加工を可能とする工作機械を導入、加えて各種ベルト生産設備の設置を完了させ、すでに4月から稼働させている。設備投資額は約3億円。  外注で賄っていた生産部分の内製化を図ったもので、特に大型プーリについては外部に生産を委託していたことで「納期の問題もあり、ユーザーへのプーリの売り込みへの課題となる部分もあった。今後は設備が整ったことで、積極的にユーザーに売り込みをかけていきたい」(三ツ星ベルト)としている。  同社では、従来よりも大きな金型が内製できるようになったことで、特殊サイズのベルトの製作期間を大幅に短縮できるほか、緊急対応にも応じることが可能な体制が整った。