摩擦ベルトのスベリ率と伝達効率との関係を教えて下さい

 

摩擦ベルトの場合には、歯付きと異なり、ドライブ側とドリブン側の回転数で必ずスベリが生じると考えますが、仮に速度スベリ率1%と5%の時の伝達効率(トルク比)が判るような資料が有れば、ご教示お願い致します。(試験条件は特に限定しませんが、減速比は1.0程度、ベルト、プーリ材質、張力等は一般的なもので)
お問い合わせの効率について当会の書籍「ベルト伝動・精密搬送の実用設計、第三次改訂増補版」(ベルト伝動技術懇話会編 養賢堂)から次の資料をご紹介します。下図は各摩擦伝動ベルトの効率データを示します。規定の取付張力で、負荷を変化させてスリップ率2%程度のときの伝達効率が示されています。通常、Vベルトは2%スリップ以下で使用することを推奨しており、ご使用条件によりスリップ率は変動しますので、ご質問の1%であっても伝達効率は91~94%程度と考えていただいて良いと思います。

この結果から、ラップドVベルトの効率は比較的低く、ベルト張力が高い場合に低下します。曲げ剛性の小さなローエッジは効率が良く、ノッチドは更に良くなります。
また、下図ではA型コグドベルトの取付張力を3段階に変えた負荷に対するスリップ率について示しますが、スリップ率が2%を超えますと急激にスリップが増加し、安定した計測は困難です。また、Vベルトを常時5%で使用しますと、ベルト摩耗や張力低下等の問題が発生するためご使用は推奨できません。これらの資料を参照いただき設計にお役立て下さい。

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