ベルトの歯飛びによる張力変化について教えて下さい
ベルトが歯飛びするとベルトテンションが緩む事があります.テンションボルトはロックナットもついて固定されている為,テンションが緩む理屈がわかりません.教えていただけないでしょうか.
(1)ベルトに過度の負荷等が作用して歯飛びが発生した場合,もしくは何らかの外的要因等で歯飛びが発生した場合,ベルトは長さ方向に引っ張られ,ベルト伸びが発生します.ベルトの構成材料でもっとも高い弾性率を保持しているのは心線であり,その心線には一般的にガラス心線が用いられていますが,歯飛びが発生する瞬時において極めて高い張力が作用することでベルトには伸びが発生します.ガラス心線は弾性率が高いゆえに少しの伸びで大きな張力低下が発生することで,今回の現象に至った可能性が考えられます.
(2)また、長時間使用しているとゴムベルトの歯布が摩耗してきます.歯布が摩耗し,歯面の摩擦係数等が変化することによって歯飛びが発生した場合,(1)の内容とさらに,歯布摩耗により心線位置が見かけ上低くなることによってベルトの伸びにつながり,張力低下を生じます.歯飛びの挙動とその抑制方法及び歯飛びによるベルトのトラブルについて次の掲載書籍の案内をさせていただきますのでご参考下さい.
ベルト伝動・精密搬送の実用設計 第三次改定増補版」、ベルト伝動技術懇話会、養賢堂
歯飛びの挙動とその抑制方法について(p. 136~137)
歯飛びによるベルトの切断について(p.155~156)

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