特集 伝動ベルト 三ツ星ベルト

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掲載情報:2017/12/4発行 第3471号 6面


「国内の一般産業用伝動ベルトの売上高は、第3四半期でほぼ前年同期水準か微増で推移している。その中で高負荷タイプの大型タイミングベルトは、射出成形機向け等で好調に売り上げを伸ばしている」と語る三ツ星ベルト産業資材営業第1事業部次長の熊田隆文氏。
伝動容量タイプの「ギガトルクGX」は、従来品の「メガトルクGⅡ」との比較で約1・3倍の伝動容量、耐久面でも2・2倍の長寿命を達成した製品。この他にも高い張力維持性、金属チェーンとの騒音比較で約10㏈の低騒音性という多くの特長を持つ。
熊田氏は「メガトルクGⅡからギガトルクGXに変更することで、ベルト幅をより狭くでき、機械の省スペース化というニーズにマッチし、堅調に売上を伸ばしてきている。来年度上期もこの分野には期待している。四国工場で在庫し、素早い対応をとれることも強みとなっている」と。
主力のVベルトについては、「国内マーケットは、農業用は前年度より動きが良いものの、産業用全般としては国内の工場減少という構造的な背景により、補修用市場の動きは悪い。我々の目標としては、スタンダード品を省エネタイプの『ウルトラeパワー』などに切り替えていく戦略を進めている」と話す。
この他、ウレタンタイミングは「当社の長年の技術の蓄積による背面プロファイルによる+αの機能についての引き合いは、年々多くなっている」とのことだ。
同社は新製品開発以外でも、「Vベルト交換マニュアル」やベルト設計支援ソフト、適正張力計算ソフト、タイミングプーリ3次元CADデータ等の周辺サービスの充実を進めている。「非接触型の音波式ベルト張力計の『ドクターテンション・タイプⅢ』を約10年ぶりにリニューアルする。これまでも使いやすさや高性能で好評を得ていたが、データ表示部を工夫し、さらに高性能な張力計となる。ベルトの性能を十分に発揮させるためのツールとして役立てて頂きたい」と、きめ細かな対応力で展開を図る。