特集 伝動ベルト ゲイツ・ユニッタ・アジア

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掲載情報:2017/12/4発行 第3471号 6面


「昨年12月期の業績は、売上高・利益とも前期比若干の増。昨年は、上期こそ半導体製造設備をはじめ、全般に好調だったが、後半はややもたついた感がある。一方、足元の状況は、やはり半導体製造設備関連での需要が堅調で売上を押し上げている。今期業績は一桁台の売上増を計画している」と語るのは、タイミングベルトのトップメーカーであるゲイツ・ユニッタ・アジアで、一般産業用ベルトを扱う営業2部部長の田中稔氏。
「年始に、半導体製造装置関連のお客様とお話をした際にも、普段は慎重な見方をされるところでも、今年は、比較的強気の発言が印象に残った」とのこと。その他の需要業界については「工作機械関連はここ数年低迷が続いたが、ようやく底を打った感じ。徐々に右肩上がりへと転じてきた」と明るい兆しを語る。また、昨今注目が集まるロボット関連では、「新しいアプリケーションが増えている。幅広く裾野が広がっている印象もある。最近は通販サイトからの購入者も増えているようで、タイミングベルトプーリが汎用部品化している事もその一因と思われる。当社では様々なラインで活躍しているロボットのアームの駆動系での需要が、堅調に推移している」という。

従来、自動車用途で実績のある同社にあって、今後の一般産業用途で期待されるのが、同期搬送+背面プロファイル加工による機能を付加した製品だ。「ウレタンタイミングベルトの背面加工製品では昨年、特殊な用途向けに量産受注を得たが、今期はさらに伸長してきている」と。この他、画期的なプロファイル「はめぱっちん」は、「もう少し市場ニーズに細かく対応する必要がある。昨年のFOOMAで紹介した『ツーフィットベルト』は、製粉業界向けに浸透しつつある」と。
「6月の東京での機械要素技術展に出展し、食品搬送や包装機械向けの新製品をアピールし、新たなニーズを掘り起こしたい」と語った。