伝動ベルト特集 ~バンドー化学~

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掲載情報:2014/09/05発行 6面


バンドー化学の伝動ベルトの販売は、補機駆動用伝動ベルトはタイを除く中国・アジアで伸長、二輪車用もインドやベトナム市場向けが拡大。一般産業用では国内OEMが堅調に推移、工作機械用途でも伸長した。また北米を中心に海外での販売も増加している。これにより、第1四半期の売上高は前年同期比1桁の増収となった。  通期の見通しについては、国内の自動車関連は厳しいとしているが、工作機械、射出成形機等、産業機械分野の伸びを期待。また海外では中国・アジア・北米での拡販に期待している。このような中、継続して取り組んでいる国内外でのOEMのシェア拡大や品揃えの充実による補修市場での拡販を進め、伝動ベルト事業での14年度通期の販売は、前年比で1桁台の増収を見込んでいる。  注力製品は、高負荷伝動が可能なシンクロベルト「Ceptor‐Ⅵ」。高張力心線を使用し、専用に特殊配合した合成ゴムを採用、高い伝動能力を発揮する。機械装置のコンパクト化や軽量化などの高いニーズがある射出成形機等の産業機械分野に対して、さらなる拡販を目指す。そのほか医療分野、産業用ロボット分野、産業機械分野などにも注力していく方針。  今後、「Ceptorシリーズ」のさらなる充実をはじめ、「環境・省エネ・高機能」をキーワードとした高付加価値製品の開発を推進していく。 ベルト伝動では、ベルト張力を適正に調整・管理することで伝動効率や寿命の向上を図ることができるため、同社は業界最高水準の精度でベルト張力を測定できる加速度センサー張力計「テンション・マスター」を販売している。主要需要先である工作機械等でも適正なベルト張力を簡単に低コストで測定したいというニーズが高まっていることから、同製品の拡販にも力を入れていく。 さらに、平ベルト駆動システム「HFDシステム」は、平成25年度「省エネ大賞」(製品・ビジネスモデル部門)において高い省エネルギー性が評価され、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞。受賞を機に引き合いが増加しており、販売増にもつながっている。今後のさらなる拡販に努める。