FOOMA JAPAN2015(国際食品工業展)開催

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掲載情報:2015/06/25発行 2面


150625-1FOOMA JAPAN2015(国際食品工業展)が6月9日~12日まで、東京ビッグサイトで、681社が出展して、開催された。期間中に9万2802名(内海外2890名)が来場。今回は“発見!「食」はいつも進化系”をテーマとして、最新の技術・製品が紹介された。ベルト・ホース関連メーカーや各種パッキン類、履物メーカーからも多数が出展し、注目されている「食の安心・安全」を周辺からサポートする技術をアピールした。
150625-2 豊工は、対象物を省スペースで垂直方向へ搬送する「バーチカルコンベア」、冷却・放冷、脱水など幅広い用途に適したポリエステルメッシュベルト「メッシュベルトコンベア」、単列で運ばれてきた品物を食品加工機入口コンベヤ上へ複数列に整理投入できる「テールレスシャトルコンベア」などを出品した。 三友工業は、冷凍魚を任意の切り身に加工する冷凍切身機「匠身」を出展。冷凍状態で加工が可能で、原料の温度管理の手間がなくなり、後工程でシンクパックすることにより、鮮度を保つことが可能になる。
武蔵オイルシール工業は今回が初出展。食品加工機用オイルシール、金属探知機やX線異物検出に反応するゴム配合パッキンなどを出品。また新製品の「リップ付樹脂カバーシール」を出展。加工物の噛み込み、洗浄液への耐性、残留物の発生問題を解消するために開発されたもの。異物や洗浄液との接触面を耐摩耗性・耐躍進性の高い充填剤入りPTFEなどにすることで、オイルシールを保護し、耐久性を向上させた。 イントラロックスエルエルシーは、「サーモドライブ」「ダイレクトドライブ」「ARB自動化装置」「Iドライブ」を出展。サーモドライブ技術は究極の衛生搬送ソリューションを全面サポート。ARB自動化装置は、仕分け、合流や振り分けなどの最適なレイアウトを提案する。150625-4
テスコムは、繊維を使用していない樹脂単体ベルト「VOLTA食品用ベルト」を出品。ホツレや剥離による異物混入リスクが低減、平滑な表面による高い洗浄性が特長。また、ポジチィブドライブベルトは、ボルタ食品用ベルトの衛生性とモジュラーベルトの優れた駆動方法それぞれの特長を兼ね備えたベルト。 アラムは、破損して食品に混入した際に、金属探知機で発見できるゴム・樹脂製品「MPフーズシリーズ」を出展。MPフーズシリーズは、パッキン、Oリング、ブラシ、ヘラなど幅広い製品が揃っている。またディスポでも使いまわしでも使える金属検知器対応のビニール手袋を開発。食品衛生法に適合した製品で、今年10月頃の発売を予定している。
日進ゴムは、防滑性の高い厨房シュース「ハイパーVシリーズ」を出展。ソールパターンと柔らかい素材を採用し、ドライ面での粉に対する防滑性を高めたタイプも出展、充実した品揃えを訴求した。 バーテックは、食品工場で問題となる異物混入対策のための各種製品を紹介。シャッターの隙間を防ぎ、外部からの害虫の侵入を防ぐ「バーシャット」。金属探知機に反応する特殊な樹脂を採用したブラシや調理器具の「バーキンタシリーズ」を出品した。
150625-5NOKは、「安心、安全、品質へのご提案」をキーワードに、抗菌・防カビゴム、アイアンラバーベルト、水処理用中空糸機能膜、水用Oリング・金具焼付機能ゴム・食品機械用ガスケットなど各種シール製品を出展した。 弘進ゴムは、転倒事故ゼロへとブースに掲げ、耐防滑スニーカー・長靴などを出品した。工場や厨房内で殺菌処理を行うと靴の素材にダメージを与えるが、新製品の食品加工・厨房用スニーカー「シェフメイトα―400」は、殺菌処理の影響を受けにくい素材を採用、新開発の特殊配合と国内合皮で殺菌処理に強く、靴が長持ちし、どんな使用環境でも安定した性能を発揮する。