搬送ベルト特集 フォルボ・ジークリング・ジャパン

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掲載情報:2014/10/25発行 5,6面


フォルボ・ジークリング・ジャパンの食品搬送・加工用ベルト「スマート・フードシリーズ」が堅調に推移している。同製品は、同社独自のシール技術「スマート・シールテクノロジー」を駆使し、エッジシールとベルトを完全一体化させたもの。シール材を使用していないため、剥がれにくく、割れにくい。高い耐摩擦性を持っている。またシール加工のないベルトと同等の屈曲性能を持ち、小プーリに対応。この技術は、国内特許を取得している。
食品業界に関わらず、異物混入を嫌う幅広いユーザー業界1410-04から注目されており、ニーズに対応してシリーズの拡大を進めている。 物流関連では、摩擦抵抗を抑えた、省エネベルト「アンプ・マイザー」が実績を上げつつある。安定供給できる体制が整ったことから、積極的な展開を進めている。 特許製品であるテクスグライドをベルト下面に塗布することで、ドライな潤滑剤のような働きをする滑り層を形成させ、より少ない動力で稼働することが可能。
空港や物流センターなど多数のベルトが24時間稼働する場合に大きな利点があり、従来の搬送ベルトシステムと比較して、最大40%節減する。 幅広い産業や工程に対して最適なソリューションを提供している同社では、ゴムコンベヤと樹脂コンの中間を埋める製品「トランステックス」や非可食性、再生可能な植物由来の有機資源を原料としたバイオマスウレタンで構成されたベルト「Bio Bert」など特徴のある製品で、より幅広い展開を図っていく方針だ また、新ウェブサイト(http://www.forbo.com/movement/ja-jp/)を10月7日に立ち上げた。フォルボの樹脂ベルト部門だけではなく、本社ならびに床材部門も含め、フォルボグループ全体でサイトのデザインを統一しリニューアルを行った。最大の特徴は、iPadやスマートフォンなど携帯端末での使用を前提に、スクリーンの大きさや解像度に応じた「レスポンシブ・デザイン」を搭載している点である。また、全てのコンテンツは配信用サーバーに集約されているため、全世界の各国言語で同じ内容のコンテンツを素早く閲覧することが可能になった。