各社の動向 吉野ゴム工業

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掲載情報:2014/06/25発行 8面


140625-10吉野ゴム工業は6月12日、午後1時から同社篠山工場で日本軽微性炭酸カルシウム工業組合・生産改善対策分科会(細井和幸会長、白石工業常務)のメンバー16名を対象に、工場見学会を実施。同社のコンベヤデモ機を使った体験型モデル実機研修などを行った。見学会では、初めに原田久人工場長が同社の概要や生産品目などを説明し、開発商品の急傾斜コンベヤ「Sコン」、円筒型コンベヤ「スーパーコンベヤ」、急傾斜・垂直コンベヤ「二枚目君」などについて納入事例を挙げながら紹介した。
同工場では主にSコン、二枚目君ベルト、その他各種桟付ベルトなどを生産。また豊富なベルト在庫を活用し、農業機械用パッキンなどの製作も行っている。取扱商品としては、コンベヤ用樹脂製ローラ「エコロンローラ」がある。スチール製標準ローラと比較して半分の重さで、付着がしにくい。シール部分は3重ラビリンスで紛体や水分の影響がsy区なく、樹脂製のため、ベルトに優しい。   また同工場では、各型のデモ機を常時設置しており、このデモ機を活用して体感型モデル実機研修が行われた。生産技術部の中平康大課長が工場内に設定されているエコロンローラデモ機の構造や保守管理、安全装置140625-11などを説明。安全研修として、作業者に見立てたマネキンを使った、巻き込まれ事故の実験などが実施された。その後、大型二枚目君、スーパーコン、Sコンの各種デモ機をつぶさに見学した。
また、工場内でベルトの桟付加工や各種ベルト試験装置を使っての引張強度、剥離強度などの試験も実施された。  日本軽微性炭酸カルシウム工業組合の会員企業では、ベルトコンベヤ設備を設置している企業も多く、参加者は熱心に耳を傾け、有意義な工場見学会となった。