タイヨウ社内ショールームを活用

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掲載情報:2013/06/25発行 6~7面


タイヨウは5月29日~31日まで、インテックス大阪で開催された「中小企業総合展2013inkansai」に出展。各種スポンジ・プロフィル加工付ベルト、モジュラーコンベヤベルト、ギャップレス成形品などを出品。標準品では対応できない2次加工品のサンプルを展示し、技術力を訴求した。 同社ではベルト特殊加工において独自の技術を確立しており、高い評価を得ている。その技術を駆使し、他社には真似のできないユニークな製品を開発し、積極的な訴求を図っている。 「当社のベルト特殊加工技術・開発製品で、取引先のパートナー企業の新製品開発に貢献していきたい」としている同社では、社内にショールーム・商談室を設置、ベルト加工の問題点解消に向けての相談や作業効率を高めるベルト製品の提案などを行っている。 数々の開発製品の中で高い評価を得ているのが「押さえベルト」。包装機械向けに開発したのもで、すでにピロー包装では国内の包装機メーカー4社で採用されている。 6ナイロンジャージを芯体部として50㎛の熱可塑性ポリウレタンフィルムをラミネートした伸縮性に富んだ特殊ウレタンシートを使用。これを樹脂ベルトに熱融着することで、従来の縫製による破れ、縫い付け部の摩擦などの問題点を解消し、高い強度を実現したのが特徴。素材感を損なわずに柔軟な伸縮性を備えている。各種機能を包装機メーカー各社の要望に個別対応し、包装機に合致した製品を提供している。 包装関連以外でも、最近では、全体を特殊シートで覆った製品を食品加工向けとして展開。異物混入が防げる製品として受注が増加している。 同社では、今後もユーザーニーズに対応した技術・商品を提供することで新たな分野への展開を進めていきたいとしている。