タイヨウ 来年の設立40周年に向けて 事業領域の拡大を推進

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掲載情報:2015/02/15発行 4,5面


タイヨウはベルトの特殊加工において、ナンバーワン企業を目指している開発型企業。独自の開発製品やベルトの特殊加工で独自の技術を確立しており、ユーザーからの評価も高い。 「当社のベルト特殊加工技術・開発製品で、取引先のパートナー企業の新製品開発や高効率化に貢献していきたい」としている同社では、年間数回に亘り、展示会・見本市へ出展するとともに、社内ショールームを活用し、ベルトの特殊加工・技術の啓蒙活動を推進。ショールームには駆動できる「タイヨウモジュラーコンベヤキット」や8の字コンベヤのデモ機を設置。サンプルの搬送状態が確認ができる。また押さえベルトやタイミングベルトなどのほか、プロフィル特殊加工を施した各種ベルトサンプル、プーリや取り扱い品目の各種ゴム・樹脂成型品などを展示している。これらを活用し、ベルトやベルト加工に関しての様々な問題点の解消に対応、作業効率を高めるベルト製品の提案なども行っている。 同社は1976年6月の設立。83年に工場を完備し、ベルト特殊加工の専門工場として稼動。01年に本社事務所を現在地に新築移転した。その間に、高摩擦搬送丸・Vベルト「ミューコード」、プロフィル連続成形「ギャップレスプロフィル」、「押さえベルト」など独自の製品を開発し、独自の展開を進めている。 来年、16年に設立40周年迎える同社では、節目の年に向けて、更なる加工技術の構築と開発を進めており、事業領域の拡大を図っていく方針、 数々の開発製品の中で高い評価を得ているのが「押さえベルト」。包装機械向けに開発したのもで、すでにピロー包装では国内の包装機メーカーで採用されている。 包装関連以外でも、最近では、全体を特殊シートで覆った製品を食品加工向けとして展開。異物混入が防げる製品として受注が増加している。 同社では、今後もユーザーニーズに対応した技術・商品を提供することで新たな分野への展開を進めていきたいとしている。